Joycon-rs
ちょっとした興味もあって, dekuNukem氏らのレポートを参考にRust言語からNintendo Switchのコントローラー Joy-Con
を操作するライブラリ Joycon-rs
を作成した.
現行の最新版(v0.3.1)では
- ボタン / 6軸センサの状態取得
- 側面のLED / HOMEボタンのライトの点灯
- ヴァイブレーションの制御
ができる. 開発中のv0.4.0についてはGithub Projectsを見てほしい.
対応環境はmacOS, Windows, Ubuntuの三つである.
このうち macOS ではライブラリの正しい動作を(なるべく)確認している.
Windows, Ubuntu(およびmacOS)ではGithub Actionsを使ってライブラリのビルド, ドキュメンテーションコメント内のExampleコードのビルド, examples/
のビルドを確認している.
さて, このJoycon-rs
, 先をゆく人々からのアドバイスもあってドキュメントを英語1で書いてしまった.
とはいえ母語でない言語を読み書きするのには気力を使うし, やる気は無制限に湧くものでもない.
だいたいのことはドキュメンテーションコメントとexamples/
を見ればわかるように書いたが, それが面倒なときもある.
せめてものローカライズの一環として, v0.3.1時点での日本語での案内記事をここに残す. もしよければ, 参考にしてほしい.
事前準備
Step 0 Rust開発環境の整備
(お済みの方も多いとは思うが)まずはRustの開発環境を整えてほしい.
詳しい手順はリンク先のRust公式サイトに譲る.
https://www.rust-lang.org/ja/learn/get-started
Step 1 Joycon-rsの使用環境の整備
macOS, Windows を使用する場合, この項目を気にする必要はない.
Ubuntu を使用する場合, 次のコマンドを実行する.
$ sudo apt-get install libudev-dev libusb-1.0-0-dev libfox-1.6-dev
Step 2 Joycon-rsをCargo.tomlに追加
もはや表題の通りである.
[dependencies]
joycon-rs = "0.3.1"
Step 3 Joy-Conをパソコンに接続
JoyConのこの位置(画像参照)にSyncボタンがあるので, それを長押しする. Bluetoothの接続待機状態に移行すると側面のLEDが点滅し始めるので, パソコン側で接続設定を行う.
準備完了
これで事前準備は完了である.
次回は, 接続されているJoy-Conおよび新規に接続されたJoy-Conの検出について解説する.
->Next: Joycon-rs の使い方 - Joy-Conの検出
Joycon-rs
v0.3.1の解説記事一覧はこちら.
tags/joycon-rs-v0.3.1
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EnglishというよりEngrish ↩︎